初期臨床研修について

臨床研修センター

初期臨床研修について

当院と共に医療に取り組んでいただける骨太の医師を養成したい。

多根総合病院は、大阪市西部ブロックに位置する民間二次救急医療機関です。同ブロック内に三次救急医療機関がないことから、多数の重症度、緊急度の高い疾病、外傷患者、心肺停止患者(年間150症例)を24時間ノンストップで受け入れ、画像診断科(64列MDCT導入)と中央臨床検査部の強力なバックアップの下、即時的で的確な病態診断と治療を心がけています。
また、より高頻度かつ基本的な救急症例も豊富でプライマリイケアにおける基本的な診療能力を修得するには最適です(救急搬送件数 9,881件/2022年度)。 ハード面では、完全電子カルテシステムとPACS端末による即時情報共有が可能で高度な医業効率化にも積極的に取り組んでいます。 一方で、外科内科・消化器センターの症例数も非常に多く、外科の年間全身麻酔症例は1,300件を超えています。 特に、日帰り手術センターでは、鼡径ヘルニア、胆石症など、年間1,700件以上の手術件数があり高い評価を受けています。
脳梗塞tPA治療をはじめとした神経・脳卒中センターでの集学的脳卒中治療のほか、冠動脈インターベンション治療、各種の鏡視下胸部・腹部手術、集学的癌治療、泌尿器科・整形外科医療など諸分野で高度で専門的な医療を幅広く学べます。

多根総合病院

当院は、厚生労働省指定の基幹型臨床研修病院です

当院では、指導医の監督のもとに研修医(医師免許を取得した1 年⽬、2 年⽬の医師)が外来・病棟で診療を⾏っております。⽇本の未来を担う医師を養成するために、皆様のご理解とご協⼒をお願いいたします。

当院は、NPO法人卒後臨床研修評価機構(JCEP)の第三者評価を受審し、2020年4月1日付けで認定されました。今後もより良い臨床研修病院を目指し、努力して参ります。

NPO法人卒後臨床研修評価機構(JCEP)の第三者評価

初期臨床研修の目的

当院の臨床研修の目的は、医師としての人格を涵養するとともに、患者を中心とした医療のニーズを認識しつつ、通常の診療で頻繁に遭遇する病気や病態に適切に対応でき、 救急疾患の初期対応ができる知識と技能を修得することにある。
 また、多様化する社会のニーズに応えるべくインフォームド・コンセント、医療事故防止、病診連携などを身につけることも大切な目的である。

中規模私立病院の特長を生かし、医局間の垣根を越えたチーム医療を目指しているほか、複数科において専攻医資格取得を目指した専門研修(後期研修)への移行も可能です。 さらに臨床研修協力病院である小豆島中央病院と提携した地域医療重点プログラムも認定されました。

初期臨床研修

きつこう会グループは、多根記念眼科病院(58床)、後方医療機関である多根脳神経リハビリテーション病院(50床)、多根第二病院(216床)・介護老人保険施設てんぽーざん(100床)、介護老人福祉施設江之子島コスモス苑(120床)、ケアハウスコスモスガーデン(40床)、併せて888床の統合医療体を形成しており、質の高い継続的かつ全人的医療を体験できるはずです。

中規模私立病院の特長を生かし、医局間の垣根を越えたチーム医療を目指しているほか、複数科において専門医資格取得を目指した後期研修への移行も可能です。さらに平成24年度からは、臨床研修協力施設である小豆島中央病院でのへき地診療プログラムの選択もできるようになりました。

初期臨床研修について

当院の初期研修における目的は、「社会ニーズに適合し、当院と共に医療に取り組んでいただける明日の医師を養成したい」という思い一つです。 従来の専門的な分野の知識だけではなく、情と意も調和した初期医療対応ができる医師を養成したいと考えています。さらに、病院全体で研修に取り組む体制を整えることで「当院自身、すなわち教育を行う我々自身の自覚を促し、医療の質向上を図ることが可能になる」と考えています。

研修内容

初期臨床研修

(1)理念と基本方針

  • 1. 当院の臨床研修プログラムの理念は、地域に密着した医療と高度医療を併せ持つ質の高い臨床研修の場を提供し、専門性に関わらず広く社会に貢献できる骨太の医師を育成する。
  • 2. 当院の臨床研修医は下記の5項目を根幹の目標とする。
  1. 社会から求められるような優れた人格を涵養すること。
  2. プライマリケアにおける幅広い診療能力(態度・技能・知識)を錬成すること。
  3. 患者本位の思考を修得すること。
  4. 全ての医療スタッフと協調し、チーム医療を実践すること。
  5. 医療における安全に最大限配慮すること。

この目標を達成するために、当院は病院全体で臨床研修医の教育に取り組み、臨床研修指導医と上級医は自覚と責任をもってその指導を行う。

(2)研修期間割

1年 研修期間 24週 12週 12週
診療科 内科 外科 救急
2年 研修期間 12週 4週 4週 4週 4週 20週
診療科 外科 地域医療 精神科 産婦人科 小児科 選択科
  1. 選択科:内科、外科、脳神経外科、脳神経内科、整形外科、形成外科、泌尿器科、放射線科、皮膚科、耳鼻咽喉科、救急科、麻酔科、眼科の中から、計20週。1科4週単位とする。
  2. 小児科・産婦人科は千船病院、地域医療は小豆島中央病院あるいは近隣のクリニック、精神科は貝塚中央病院にて研修。
  3. 救急12週のうち4週は救急手技取得のため麻酔科にて研修。
  4. いずれかの科において、計4週の一般外来研修を行うこととする。

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