安全に対する取り組み

内視鏡検査を安心して受けて頂けるように
医療安全には自信を持って取り組んでいます。

消使用された内視鏡スコープ
(カメラ)の洗浄について

安全に対する取り組み

内視鏡の洗浄の安全基準

患者さんに安心して内視鏡検査を受けて頂く為に、日本消化器内視鏡技師会より掲示さ れている“内視鏡機器の洗浄・消毒に関するガイドライン”にのっとり、使用ごとに洗浄 ・消毒を行っています。医療安全は施設責任となるため当院では特に力を入れており、 内視鏡技師による学会発表も積極的に行い、高い評価を得ています。

当院の内視鏡センターには、自動洗浄消毒装置を5台設置しています。また、内視鏡の 専門知識を持った内視鏡技師が11人在籍し、洗浄部門には内視鏡技師の下でトレーニング を積んだ専任の洗浄スタッフも配置しています。

使用した内視鏡スコープは、検査終了後、すぐに表面の汚染を拭き取り、水・ 洗浄剤を吸うことで汚れが固まらないうちに除去します。その後、洗浄消毒室へ移動 し、内視鏡スコープの外表面・内部やボタンまでスポンジとブラシを用いて洗浄し、 自動洗浄消毒装置での自動洗浄・消毒・乾燥の後、洗浄完了となります。

目に見える管理方法

洗浄工程の可視化

洗浄工程が記録出来る専用の内視鏡洗浄・消毒機を導入しコンピュータによる履歴管理 を実施し、次のような項目が記録されています。

  1. いつ…いつ自動洗浄消毒装置で洗浄・消毒されたのか?
  2. どこで…どの自動洗浄消毒装置を使用したのか?
  3. 誰が…誰の手によって洗浄されたのか?
  4. なにを…どの内視鏡スコープ(カメラ)が洗浄・消毒されたのか?
  5. どのように…どのような洗浄工程で洗浄されたのか?

また、洗浄消毒情報は洗浄履歴プリントに出力され、これをスコープに貼ることで1本 1本の洗浄・消毒情報を一目で確認することが可能となっています。検査が終わった後も 洗浄履歴プリントは電子カルテにスキャナーされる為、病院内のスタッフは個々の洗浄履 歴を誰でも確認出来るようになっています。内視鏡センターでは更に詳細な情報を管理す る為のコンピュータも稼働しています。

処置具については?

内視鏡検査では、組織やポリープを採るなど治療に使用する処置具が数多くあります。 当院では、規定された100%菌が無い状態(滅菌)にして再生する備品以外は、使い捨て(ディスポーザブル)のものを使用していますので、ご安心ください。

検査室やベッドは?

内視鏡センターでは、検査室を含めて患者さんが使用される椅子や荷物を置くかごなどもスタッフが清掃し、常に清潔を心掛けています。

また、検査室のベッドは検査毎に洗浄剤での除菌を行い、患者さん毎にシートも交換をすることで清潔に保っています。

「安心して検査を受けられる」環境作りを信念に、これからも自信を持って医療安全に 取り組んで参ります。

内視鏡センターからの
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